鍵はいったい何の素材で出来ているのでしょうか。車の鍵・玄関の鍵、良く使うものですので簡単に折れたり曲がったりすることは避ける必要がありますね。また鍵はそれぞれが異なる鍵山を持っており、鍵穴に合わせて鍵を削る必要があります。あまりに頑丈性を重視してしまうと、細かな鍵山を削る事が出来なくなります。また滑らかさも必要としており、鍵を鍵穴に挿す際に滑りの良い素材であれば引っかかる事がなく削れた素材が鍵穴に溜まる事や鍵の形状を変えてしまう事を防ぎます。またある程度の柔らかさも必要となり、固すぎる素材は鍵穴側を痛めてしまう為、柔らかさも兼ね備える素材が必要となります。それらの条件をクリアするものでよく使われるのが、真鍮(胴と亜鉛(20%以上)の合金)、または洋白(銅と亜鉛とニッケルの合金)です。真鍮は5円玉、洋白は500円硬貨の素材となります。それにクロムメッキ、ニッケルメッキなどをし滑りがよくなります。メッキが剥がれて真鍮部分が見えることもあります。これら以外の素材で作られた鍵も多々あり、加工をするのであればよく素材を見極める必要があります。